提灯の骨組みに必要な竹材は、提灯作りに適した良質の材料を全国から取り寄せて使用しています。 また、あかりが灯った時の表情を左右する和紙は、天然素材で丁寧に作られた手作りの和紙のみを使用。ビニール素材とは全く異なった味わいを感じさせます。
古来から続く提灯の伝統製法「地張」「巻骨」をしっかりと受け継ぎ、一つ一つの提灯を全て手作業で丁寧に作りこんでいます。 また、匠の技を継承する若い職人を育成していくことにも取り組んでいます。 美濃利 栁瀬商店ではこれまでも、そしてこれからも全ての工程において妥協を許さず、手作りの提灯に誇りを持って、皆様にお届けしてまいります。
お客様からの受注管理から材料準備、製造、検品、出荷まで全て当店が一元管理。 お客様に喜んでいただけるように提灯作りに携わる一人ひとりが、責任を持って、品質の保持に取り組んでいます。 このような姿勢は、創業当時より変わることなく、受け継がれている当店の伝統でも有ります。
当社の創業は江戸末期でございます。その当時、提灯は「あかり」として使われており、言わば電気店のような存在でした。現在では神社仏閣や祭礼における装飾品としての色合いが濃くなっております。 先人より伝えられた匠の技を持つ職人も減少の一途をたどる今、当社では先代の時代より長年提灯を張り続けている職人の技術を継承すべく、若手の職人の養成にも力を注いでおります。 日本の大切な文化の1つであるお祭りを、象徴としてではなく人々の生活の一部として、これからも皆様のお役に立てる企業でありたいと願っております。
代表取締役 六代目 栁瀬憲利
株式会社 美濃利 柳瀬商店
〒600-8068 京都市下京区柳馬場通松原下ル忠庵町303
075-351-1663
075-341-0840
江戸時代末期
2009年 4月1日
滋賀銀行 京都支店・京都銀行 河原町支店
提灯卸業
09:00~18:00
日曜日・祝祭日
六代目 栁瀬憲利
初代は、江戸時代末期に美濃の国より京都に移り、松原通柳馬場東入ルにて提灯業を興し、後に現在の地に店を構える。 昭和3年、昭和天皇の御大典の際に、京都御所での式典に使用する提灯を献上。 現在は六代目店主・栁瀬憲利(昭和38年生まれ)が平成18年4月より店を継承する。
京都市下京区の洛央小学校の生徒さんたちが伝統工芸体験として、提灯を使ったクラスの表札作りに取り組んでいただきました。写真左側に写っているのが指導にあたっている当店代表取締役の栁瀬です。
【2008年2月16日の京都新聞より】